紬/楓子barmy army

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駆ける巡る

「その鼻のブチ、珍しいなぁ」
「これがごっついええんやんか」

「八代亜紀っぽい? 」
「ううん、三木のり平(笑)」

「中性っぽいやろ」
「キリ直系やなこいつは」

「じゃあ、こっちのずっとシャアシャアと威嚇しとる奴はジュウか?」
「そやな、かっこばっかりやし(笑)」



三浦さんの実家の庭に住み着いたノラ軍団のチビ2匹は、いよいよ手に負えんようになるまさにその直前、丸山の俺等の下にやって来た。すでに先住の2匹との折り合いも、全く予想だに付かず。

いきなり「きりゅう」による猫パンチにも屈しない「かける」、タオルの隙間に隠れる「めぐる」。体を張らずに隠れる「めぐる」を何故かしら兄と感じてしまったあの日以来の「きりゅう」「じゅうおう」「めぐる」「かける」の4兄弟との生活。


昨年、「きりゅう」が星となり、今夏に「かける」が駆けて行き、「めぐる」はその後ろ姿を追いながらも階段の廊下の窓で立ち止まった。


2匹となって1週間前まで「じゅうおう」と走り廻っていた兄は、弟が駆けてから2ヶ月後の今日、天へと巡った。



「うちに来て良かった?」
「うん、やるべき仕事だったから」

「全然、気付かなかったよ、今の今までその仕事のこと」
「気付いてたら仕事にならないよ」

「誰が悪いって感じること?」
「いえいえ、関係性の問題ですから、誰の責任とかじゃないんですよ。それに気付いてもらうためにあなたのところに行ったんですよ。」

「でもへこんじゃうよ」
「へこむことないよ。居なくなるのは寂しいだろうけど、役割全うしてんだから。ちゃんと伝えてね。誤解がないように。あなたが「めぐる」って名前つけたんでしょ」


「わかったよ。今までありがとう。ちょっと寂しいけどね。今晩は「じゅうおう」と一緒に寝るよ。あいつ1人になっちゃったんだから」

「そうだね一緒に寝てあげてよ。もう僕は一緒に寝れないからね。じゃあね、おやすみなさい」



「おやすみなさい」  


そして、ありがとう。





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by barmyarmy | 2007-10-17 23:54 | cats