紬/楓子barmy army

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カテゴリ:昼行灯レコード( 3 )

SHEENA AND THE ROKKETS / 真空パック

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お坊ちゃんばかりの平和な小学校での生活も終わりを告げようとしていた6年生3学期、上下オレンジ色で背中に20インチはあるであろう虎の刺繍がほどこされたツナギで突如現れた玉やんは、地元神戸では知らんもんがおらんほどの荒れ放題のあの地域から転校して来た。翌日には赤のスイングトップにボブソンの3タックボンタンデニムで登場するという、人生最初の衝撃波をもろに浴びた真野少年、中学でも同じクラスにサッカー部ということで毎日毎日玉やんの家に入り浸る。2歳上の姉ちゃんも当然バシバシのヤンキーであることは例外無し、しかしながら音楽好きであったためロックの洗礼を玉やんハウスにて受けることとなる。


矢沢永吉を全面にプッシュする姉ちゃんをしり目に、玉やんがいつも鳴らしていたこのアルバムは「You May Dream」がコマーシャルソングになっていて馴染んでいたのもありすぐに飛びつくことに。YMOの面々もゲストプレイやらプロデュース(細野晴臣)で参加しててロックなのにやけに小洒落てて、1曲目「バットマンのテーマ」でのドンドンドンで扉を開けてロックに飛び込んで行く事になった人生重要アルバムの一枚。「オマエガホシイ」とタイトルされた「I Feel Allright」も、ジェームスブラウンの「I Got You, I Feel Good」もシナロケのオリジナルと思って熱狂してましたわ(笑)。ライブを初めて見た時「Lazy Crazy Blues」冒頭のギター「ジャーン、キャッキャッキャッキャッキャッキャッ、ジャーン」がディレイではなく、カッティングしてるのん見てだいぶ驚いた。いやいやそれよりも「Radio Junk」が高橋ユキヒロの作曲やったんをついぞこの半年くらい前にRK2に教えてもらってさらに驚いた。


中学1年生の時に聴いたものが45歳になっても驚かさせられるこのアルバム、青いラベルで記憶にも残ってるSONYのAHF-46のカセットテープに玉やんに録音してもらった。人生で初めて持ったカセットテープがこのアルバムでもある。
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by barmyarmy | 2013-04-21 17:40 | 昼行灯レコード

TELEVISION / Double Exposure


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ハードコアを聴きまくっていた10代半ば、モダーンな友人が持ち込んだ1枚。それがテレビジョンのマーキームーンとの出会いであった。しかし所詮は焼肉定食しか知らんガキ、1曲目を聴いたところで「何じゃこの軟弱な音は……。こうしてくれるわ〜。」と手裏剣にして返品願った。すでに10代にして刺身定食を知っていたモダーンな友人は「まだまだやな〜」と完璧に上からの目線で帰途についたのであった。「何じゃい!おととい来やがれ!」と塩をまくことは知っていた10代のワシ。まさかこのバンドが後に週に1度は聴くことになるなんて焼肉定食少年はつゆ知らず……。


ベルベット正統派直系であり、ニューヨークの緊張を真っ当に受け継いだ4人衆、繊細に美しく、静かに燃え上がる叙情的なそのサウンドは青い炎と称されるほど、冷たく熱い。マーキームーンもアドベンチャーもそりゃ名作だが、このブツはデビュー前にイーノのプロデュースで制作されたデモなのである。ボツになってお蔵入りとなった幻のデモなのである。収録曲はProve It、Friction、Venus(Venus De Miloとのクレジット、しかもスピード速し)、Double Exposure、Marquee Moonの5曲。すでに貫禄のプレイだが、初期衝動的エネルギーに満ち溢れている。この音源にはさらにオリジナルメンバーのリチャード・ヘル在籍時の75年@CBGB'Sでのライブ音源も3曲掘り込んどいたれという、しかもなんやったらニューヨーク・パンクのバイブルともなるVOIDOIDS / Blank GenerationのTELEVISIONヴァージョンまで収録するという、ファン垂涎の逸品なのである。


トムとリチャードの神経質に絡み合うギターに思わず瞑想、うっとりしながら目を開けるとカミソリでズタズタに切り刻まれ、血が滴るのに痛みを感じず惚けているような対極のワビサビを体験させてくれる。肉体的な痛みを通過した若き諸君よ、肉から魚にメインが変わったら是が非にでも聴いて欲しい1枚。因みにソニックユースをテレビジョンの継承者だと言い張るような無知で下品なヤカラとは、何も一緒に楽しめんわい。
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by barmyarmy | 2009-09-09 23:21 | 昼行灯レコード

PORTISHEAD / Dummy


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1994年に発表された時の衝撃たるや
ヘッズたるもの此れ聴かずして何したる
飛びもの最前線、てな具合の合い言葉界隈。

しかししかし、
その実、物寂しげな、そう、ピーターこと池畑 慎之介主演「真珠郎」を
トリップホップで再現する現代版横溝正史シリーズのエンディングテーマ。
ああ、蛍を食べないで。ああ、土曜日の夜が怖い。ああ、「夜歩く」。

12"にてシングルカットされた「Sour Time」
アルバム・バージョンのメランコリック加減もだいぶんといかすが
シングルに収録されたギターバージョンに即死即死即死。
東京ツアーの際、ディスクユニオンで念願の「Sour Time」12"拾いあげるも
その即死もんが収録されておらんのがなんとこれまたミステリー。
ワシがテープでモツ君に聴かせたもらったあれは、一体何に収録されておるのか?
知っておられる方は是非ご一報。

ひたすらダウナーの抑揚をクロスさせるベス女史とジェフ・バロウのコンビ
ポップグループ、カオスU.Kやらと同じくUKはブリストルからのアンテナ発信。
奴等もぬるいサイダー飲んでたんやろか?

一家に一枚。





追伸
今度は紬が熱39度って……。
エロイムエッサイムエロイムエッサイム……。
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by barmyarmy | 2009-07-22 23:16 | 昼行灯レコード